Thursday, November 30, 2006

 

中西輝政「日本核武装の論点」を読んで。No2. A Japanese course.

Hiroshima-jyo Castle
北朝鮮の核の脅威が米国にも及ぶとなれば日米安保に基づくアメリカの「核の傘」は大きく変質する。まずこれをいまそこにある「現実の脅威」として直視し、正しく認識して議論をすることが不可欠である。と中西氏は主張されています。
 現在の日本はこうした議論をすることに異常なほどの拒否反応を示しているように感じます。この雰囲気を作り出しているのがテレビによる報道ではないでしょうか。日本の独立と安全保障は日本国民が自らの責任で行うという意思が決定的に欠けているように感じます。

Tuesday, November 28, 2006

 
Hiroshima-jyo Castle
今、私は編著者 中西輝政「日本核武装の論点」を読んでいます。
 2006年7月5日に7発のミサイルを発射した北朝鮮についてはテレビなどで取り上げられ危機感を持った方は多いと思います。核開発とその保有について宣言しアメリカとの二国間交渉においても核保有を背景に強気の姿勢です。また中国においても核を保有しており中国軍の増強について懸念を抱く発言も聞かれ、極東における軍事的なバランスが大きく変貌し始めていることを感じます。
 それに対する日本国内の状況はあまりにも緊張感に欠け不安を感じます。ワイドショウやニュースなどを見ても国際情勢に対する緊張感がまったくといっていいほど感じられません。私もこうした雰囲気の中で緊張感を感じていなかった一人です。書店でふとこの本が目に留まったのは現在の日本は何かおかしい。そんな漠然とした不安感があったからです。この本を読んでみてその漠然とした不安感がまさに現実となりつつあることを感じます。

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