Sunday, December 31, 2006

 

Hiroshima-jyo Castle 4


Hirosima-jyo Castle

Sunday, December 24, 2006

 

Hiroshima-jyo Castle 3


Hiroshima-jyo Castle 3

Saturday, December 23, 2006

 

Hiroshima-jyo Castle 2


Hiroshima-jyo Castle

Thursday, December 21, 2006

 

Hiroshima-jyo Castle


Hiroshima-jyo Castle

Wednesday, December 13, 2006

 

中西輝政「日本核武装の論点」を読んで。No8. A Japanese course.

Hifoshima-jyo Castle

この本の中で兵頭二十八氏が次のように指摘されています。
 戦前のアメリカは、日本に対して為した公的な約束は、破っていません。「言」と「行」を一致させようと努めています。
 それにひきかえ日本政府は、奇襲的な対米先制開戦で、一九二九年に御名御璽を添えて列国に公約しているパリ不戦条約を、意思的に、計画的に、積極的に破っています。それも、明らかに海軍だけではなく、外務省が奇襲的開戦に手を貸している。明治維新で獲得した、近代世界の一員たる権利を、日本は自分で棄てようとしたのです。
 兵頭氏の指摘のとおり日本人はとても大きな何かを失ったようです。それは国際的な信義であり、日本人自身の「恥を知る心」なのでしょう。日本人としてのアイデンティティーを確立するためには明治・大正・昭和の歴史認識を正しく持ち、恥を知る心を取り戻すことが必要なのかも知れません。
 エコノミックアニマルと軽蔑され、金の切れ目が縁の切れ目とならないよう、国際的な信義を取り戻すことが求められているように感じます。

Tuesday, December 12, 2006

 

中西輝政「日本核武装の論点」を読んで。No7. A Japanese course.

Hiroshima-jyo Castle

この本の中で
 ヴィック・スナイダー下院議員(民主党・軍事委員会)も、「核の傘」やMDシステムでは日本を外国の核攻撃から守れないことを、正直に認める政治家である。
 彼は今後、北朝鮮が核兵器をギブ・アップするチャンスも低い、と見ている。それにもかかわらずスナイダー議員は、東アジア地域で「日本にだけは、核抑止力を持たせたくない」という。
 筆者が「それでは、核武装国に包囲された日本だけが、危険な状態に置かれたままということになります」と抗議すると、彼は、「日本人が満足できる安全保障などありえないのだから、お前達はそれで我慢しろ!」と言い放った。
 伊藤貫氏はこのようなやり取りを紹介しています。
 私が最もショックを受けたのはヴィック・スナイダー下院議員のこの言葉です。日米安保のパートナーとして日米は強固な信頼関係にあると考えていましたが、しかし、アメリカ人の日本人に対する感情には非常に厳しいものがあるようです。「リメンバー・パールハーバー」アメリカ人にとってこの感情は拭い去ることのできない強いものがあるようです。第二次世界大戦における感情を引きずっているのは日本人だけではないということを思わざるを得ません。

Thursday, December 07, 2006

 

中西輝政「日本核武装の論点」を読んで。No6. A Japanese course.

Hiroshima-jyo Castle

また、伊藤貫氏は連邦下院軍事委メンバーである共和党のマーク・カーク議員の言葉を紹介しています。
 「アメリカの政治家・外交官・軍人の大部分は、今後、アメリカが日本を守るために核武装した中国と戦争することはありえないことを承知している。そのような戦争は、アメリカにとってリスクが大きすぎる。」
 
日本人が日本人としてのプライドを持ち続けるためには日本の安全保障は日本人の責任において行うことが必要です。そうした覚悟を持たなければ、いずれ日本は中国、ソ連、朝鮮などの圧倒的な軍事力の中で、埋没せざるを得なくなるでしょう。

Wednesday, December 06, 2006

 

中西輝政「日本核武装の論点」を読んで。No5. A Japanese course.

Hiroshima-jyo Castle

この本の中で国際政治アナリストの伊藤貫氏はシカゴ大学のミアシャイマー教授の予測を紹介しています。「中国の軍事力が米国の軍事力と対決し、アメリカの勢力をアジアから駆逐して中国自身がアジアの覇者となろうとする時期は、2025年ころか、2030年ころだろう」
 この予測は、中国政府首脳部の予測とほぼ同じである。と伊藤貫氏は指摘されています。
 残された時間は20年からから25年ということになるようです。その時、日本を取り巻く環境はまったく違ったものになっているのかもしれません。自由主義圏に残ることができるかどうか、日本はぎりぎりのところに立っているのかもしれません。国会中継や、マスコミの報道を見るとき「日本は北朝鮮の風下に立たざるを得ないのかもしれない」そんな不安を抱くのは私だけでしょうか。

Sunday, December 03, 2006

 

中西輝政「日本核武装の論点」を読んで。No4. A Japanese course.

Hiroshima-jyo Castle

明々白々に日本の「枢要な国益が危殆に晒される」ことになる北朝鮮の核以外に、とくに中国は現在、通常戦力においても急速な軍備増強に力をいれている。やがて東アジアにおける米中間の総合的な軍事バランスが均衡へ近づくと、日本に対するアメリカの「核の傘」はさらに大きく揺らぐ。と中西氏は指摘しています。
 これまでのように「日米安保によって日本の安全は確保される」と言えるでしょうか。ブッシュ政権はイラク問題で支持率が急速に低下しています。他国のために多くの血を流しつづけることをアメリカ国民はいつまで許容できるでしょう。

Friday, December 01, 2006

 

中西輝政「日本核武装の論点」を読んで。No3. A Japanese course.

Hiroshima-jyo Castle
もし、「日本中を火の海にするぞ」とすでに公言している北朝鮮の核保有がなし崩し的に既成事実化してしまったら、日本としては明らかに「枢要な国益が危殆に晒される」事態ということになる。これは、今日の世界では万人が認めるはずである。そのことについて、今から国際社会に明確なメッセージを是非とも発しておく必要があるのである。中西氏はこのように指摘しています。
 日米安保の傘の下に入り実質的には反撃能力、あるいは実際の防御能力を持たない日本が対等の立場で外交交渉をおこなうことができるのでしょうか。日米安保に反対する。あるいはパトリオットの配備に反対する前に自国の防衛について議論し日米同盟の一翼を担える実力を早急に実現する必要があるでしょう。北朝鮮は核の保有を宣言したことで米国との交渉を対等の立場でおこなおうとしています。我々はこの事実を直視しなければなりません。

This page is powered by Blogger. Isn't yours?